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これからゲームをモニターに繋いでプレイしようと考えているけど、ゲームに適したモニターと通常のモニターの違いがわからない人も多いでしょう。
本格的にゲームに取り組もうと考えているのであれば、パソコンのスペックだけでなく、モニターにもこだわると、より良い成績を残せるかもしれません。
本記事では、e-sportsを含むゲームに取り組もうと考えている方向けに、ゲーミングモニターと通常のモニターの違いを解説します。
記事の後半では、ゲーミングモニターの選び方についても詳しく解説しているので、最後までご覧ください。
目次
ゲーミングモニターと通常のPCモニターの違いは、主に以下の3つが挙げられます。
それぞれの違いを詳しく解説します。
ゲーミングモニターは、通常のモニターと比較すると応答速度が速い特徴があります。
応答速度とは、色が移り変わるまでの時間を指し、ms(ミリ秒)で表記されています。
応答速度が遅いと、スピード感が必要となるFPSやレーシングゲームで、不利になってしまうため、通常のモニターよりも応答速度が必要となります。
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が切り替わる回数を示します。
例えば、60Hzのリフレッシュレートであれば、1秒間に60回画面が切り替わります。
ゲームは画面の切り替わりが激しいため、より高いリフレッシュレートが必要です。
入力遅延とは、入力されたコマンドがモニターで処理されるまでの時間を指します。
パソコンから入力された信号を処理する時間が入力遅延で、応答速度はその処理された内容をモニターに写す速度を指します。
入力遅延が大きくなると、パソコンで入力したコマンドを反映するまでに時間を要するため、ゲーミングモニターでは重要な項目の一つです。
特にスピードが必要となるゲームをプレイする際には、入力遅延の少ないモニターを選択しましょう。
ゲーミングモニターと通常のPCモニターの違いを理解したところで、ゲーミングモニターの選び方を解説します。
ゲーミングモニターを選ぶ時には、以下の10個の項目をチェックしましょう。
それぞれの選び方を詳しく解説します。
解像度は、映像をより綺麗に写すために必要で、表示されるドットの数が多いほど綺麗な画面でゲームがプレイできます。
一般的には、1920×1080で表示されるフルHDが最も普及しています。
しかし、現在はより高解像度の4KやWQHDも販売されていますが、高解像度のモニターを使用するには、パソコンも対応していなければなりません。
自分が使用しているパソコンのスペックと比較しながら、より解像度の高いモニターを選択しましょう。
ゲーミングモニターを選ぶ時には、サイズも重要です。
モニターを置く場所にもよりますが、一般的なパソコンデスクであれば24〜27インチがおすすめです。
モニターとの距離が近い場合に、大きい画面を使用すると見にくくなってしまいます。
ゲームをどのような状況でプレイするかを加味した上でモニターのサイズを選択しましょう。
ゲーミングモニターのパネルには、主にIPS・VA・TNの3種類があります。
3種類のパネルの特徴を以下の表にまとめました。
IPS | 視野角が広く、綺麗な色で表示される |
VA | コントラストが高め |
TN | 応答速度が速く、高いリフレッシュレート |
プレイするゲームの内容によって、パネルの種類を選ぶと良いでしょう。
例えば、シューティングゲームであれば、応答速度が速いTNタイプを選択すると快適にプレイできます。
金額はIPSパネルが最も高く、TNパネルが最も安く購入できるため、プレイするゲームと予算を考慮してモニターを選択しましょう。
コントラスト比は、白い部分と黒い部分の比率を表すものです。
コントラスト比が低いと、黒い部分が潰れて表示されたり、明るい部分が真っ白に表示されたりします。
1000:1や3000:1のコントラスト比で表示できるモニターを選ぶと間違いないでしょう。
応答速度は、画面の色が切り替わる時間を表したものです。
一般的には、10ms以下や5ms以下のモニターが販売されています。
しかし、画面の移り変わりが速いFPSやレーシングゲームでは、応答速度が1ms程度の速いモニターがおすすめです。
リフレッシュレートは、1秒間の画面の書き換え回数を表したものです。
例えば、通常のモニターであれば、1秒間に60回の書き換え可能ですので、60Hzのリフレッシュレートがあります。
しかし、ゲーミングモニターの場合には、高いリフレッシュレートが必要となる場合がほとんどであるため、144Hz以上のモニターがおすすめです。
ゲーミングモニターの中には、信号が入力されてから、画面に表示するまで速度遅延を低減する機能が付帯しているものがあります。
FPSやアクションゲームでは、入力から画面に表示されるスピードで勝敗が大きく分かれる場合もあるので、表示遅延低減機能があるモニターはおすすめです。
「ダイレクトドライブモード」などの記載がある場合には、表示遅延低減機能を有しています。
ゲーミングモニターを選択する時には、接続できる端子にも注意が必要です。
パソコンとモニターを接続する端子の種類には、主に以下のようなものがあります。
使用するパソコンと接続できる端子を選ぶ必要がありますが、これからパソコンも同時に準備するのであれば、DisplayPortが接続できるものがおすすめです。
DisplayPortは、高い解像度とリフレッシュレートに対応できるためです。
モニターを購入する際には、接続できる端子の種類も必ず確認しておきましょう。
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、一般的なモニターと比べると、より広い明るさの幅で画面に表示できる技術です。
HDRを有しているモニターを使用すると、より細かな色彩で綺麗な画面を表示してくれるため、RPGやシュミレーションゲームに向いています。
ゲーミングモニターを設置する時には、上下左右の角度を変更できるモニターアームを使用する場合があります。
そのモニターアームにはVESA規格を採用しているものがあり、VESA規格を採用しているモニターとアームであれば、どれでも設置できます。
もしモニターをアームで固定してゲームをプレイする場合には、VESA規格に対応したものを選ぶと間違いないでしょう。
今回は、ゲーミングモニターと一般的なPCモニターとの違いを解説しました。
ゲーミングモニターは、より高機能で綺麗な画面が表示できるものでなければ、快適にゲームをプレイできません。
そのため、ゲーミングモニターを選ぶ時には画面が綺麗なだけでなく、表示されるスピードやサイズにも注意しておく必要があります。
しかし、高機能になればなるほど価格も上がるため、予算や使用しているパソコンとの相性も考えながら購入しましょう。
より高機能で綺麗に表示されるゲーミングモニターを使用して、快適にゲームをプレイしてください。