社内 ネットワーク 遅い

社内ネットワークが遅い!今すぐできる5つの改善策を解説

社内ネットワークが遅いと、無駄な時間やストレスが増えスムーズで円滑な業務は実現できません。昨今はリモートワークの普及に伴い、社内におけるネットワークの需要や重要性が増しています。つまり、社内ネットワークの遅延は企業にとって大きな損失と言えます。

そこで、現在の社内ネットワーク環境を確認してみると、実はネット回線のスピードが遅かった、ということは珍しくなく、弊社で社内ネットワークの構築・整理をさせていただく企業様でも、同じように遅かったネット回線が早くなり、作業スピードが改善したと評価を頂いております。

本記事では、社内ネットワークが遅いと感じた際によくありがちな原因と、それに対する改善策について解説していきます。

社内ネットワークが遅い原因は、機器や電波による問題が多い

社内 ネットワーク 遅い

社内ネットワークが遅い原因には、プロバイダー側の問題や古い回線を使用しているなど、様々なケースが考えられますが、まずは機器や電波によるものが疑われます。

ケーブルやルーター、スイッチ、ONUなどの機器に異常はないか?スペックは合っているか?また、接続環境を見直すことによって社内ネットワークの遅延が改善する可能性があります。

社内ネットワークが遅い4つのパターン

では、具体的にはどのような原因があるのでしょうか。ここからは、社内ネットワークが遅い4つの原因についてそれぞれ詳しく解説していきます。

  1. 規格外のネットワークケーブルを使用している
  2. LANが電波干渉を受けている
  3. パソコンや端末本体の問題
  4. トラフィックを大量に消費している

1.規格外のネットワークケーブルを使用している

社内 ネットワーク 遅い

有線LANの通信速度が遅くなる原因のひとつとして、ネットワークケーブルの問題が原因のひとつとして挙げられます。

モデムやルーターが高性能で、契約回線が早いものだとしても、それに見合った規格のケーブルを使用していなければ最大の通信速度は発揮されません。

例えば、10Lの水を流そうとするのに直径1センチしかないパイプでは流しきるまでに時間がかかりますが、直径10センチのパイプならすぐに水を流しきれますよね。ネットワーク回線でも同様のことが起こっており、ケーブル規格が小さいことで、ネットワークの流れが遅くなってしまうのです。

2.無線LANが何らかの電波干渉を受けている

社内 ネットワーク 遅い

無線LANで社内ネットワークを利用している場合、障害物や他電波からの影響により速度低下が生じているケースがあります。無線LANは壁などの障害物を隔てると、電波が届きにくくなることが多いです。また、家電や電子機器、他の電波の影響を受けることによって電波干渉が生じます。

例えば、無線LANの近くに同じ周波数の電子レンジが置いてあった場合、異なる電磁波が重なることや、隣の部屋が他のオフィスだった場合など、別の無線LAN電波の影響を受ける可能性があります。

3.パソコンや端末本体の問題

社内 ネットワーク 遅い

パソコンなどの使用端末そのものが原因で社内ネットワークが遅いと感じるケースも存在します。特に、社内で自分だけネットワークが遅いと感じる場合は、その使用端末に問題がある可能性が高いです。

パソコンなどの電子機器の寿命は5年ほどですが、内閣府の消費動向調査によると、買替え前に使用していたものの平均使用年数は6.8年で、故障による買い替えは半数ほどだったと言います。特に不具合がなければ継続して使用してしまいがちですが、5年も経過しているとスペックの良い製品がたくさん出ているので、最新型と比較するとどうしてもスピードは劣ります。

また、ソフトウェアが裏でアップデートしている状態であったり、不要なソフトウェアが作動している場合は端末とネットワークに負荷がかかり、通信速度が遅くなることがあります。パソコンや端末そのもののスペックが不足している場合、ブラウザなどの動作が遅くなり、結果としてネットワークが遅いと感じてしまいます。

4.トラフィックを大量に消費している

社内 ネットワーク 遅い

通信トラフィックとは、ネットワーク機器やサーバーなどのITリソースを繋いでいる回線でやりとりされるデータのことで、IT用語ではパケットと呼ばれています。

例えば、同じネットワークを利用している社員が大容量の資料をまとめてダウンロードしているなど、一部の社員がトラフィックを消費している可能性も考えられます。

一度に使える通信量は限られているので、大容量ファイルはネットワーク回線に負担となります。

社内ネットワークが遅い時の改善策

では、上記で紹介した社内ネットワークが遅くなる原因である4つのパターンに対する改善策を詳しく解説していきます。

1.規格にあったネットワークケーブルに変更する

社内ネットワークの遅延を改善するために、回線に見合ったスペックのネットワークケーブルに買い替えましょう。

基本的にLANケーブルは使用している機器の通信速度に対応する規格以上のカテゴリ(数字が大きいもの)を選ぶようにすれば問題ありません。

2.無線LANの電波干渉を改善する

電波干渉を受けると、ルーターのスペックや回線の速さにかかわらず、社内ネットワークの速度が遅くなってしまいます。電子レンジの他に、電話機や印刷機、冷蔵庫、テレビなど電波干渉が疑われる電子機器からは無線ルーターを離隔し、設置環境の見直しをしてみましょう。

または無線LANよりも有線LANの方が電波の安定性は高いので、有線で回線を引きなおすのもひとつの案です。

3.パソコンの状態を確認する

パソコンや使用端末のスペック、OSのバージョン、キャッシュの蓄積、インストール済みのソフトの影響などを見直すことで、遅延の問題が解消することもあります。

その他に、複数のウイルス対策ソフトがインストールされていると、ソフト同士が喧嘩してしまい動作が重くなってしまいます。パソコンにインストールするウイルス対策ソフトは基本的には1つにしましょう。

4.大容量のデータは分割してダウンロードする

一部の社員が大量にトラフィックを使用していると、帯域不足が発生し全体として社内ネットワークが遅いと感じます。一度トラフィック分析でその社員を特定して、容量を分割してダウンロードしてもらうなどの協力を要請しましょう。

5.プロに現状のネットワーク状況を相談する

社内ネットワークが遅い原因は状況により様々であり、原因の特定がなかなか難しいことも多いです。ネットワークや通信環境、通信設備に関しては専門的知識が必要な内容で、特にウイルス感染やサイバー攻撃の兆候がある場合は、早急な対処が必要となります。

企業側で原因の究明、改善が困難であれば、その領域のプロに現状のネットワーク状態を相談することをおすすめします。

社内ネットワークが遅いと感じたらアジアネットへ

社内 ネットワーク 遅い

アジアネットでは、通信インフラ工事や企業内のLAN構築をはじめ、IPカメラ、IP電話、ビジネスホン等の情報通信設備の構築を、設計から設備工事までおこなっているほか、通信機器の販売、保守などネットワークに関する幅広い分野でお客様をサポート致します。

「社内ネットワークが遅い」「社内ネットワークの設備を充実させたい」など、通信機器・ネットワークのことはアジアネットにご相談ください!

次世代ネットワークに対応

一般的に企業オフィス等で使用されているLANケーブルですが、CAT5eが最も多く規格上は最大速度1Gbps伝送帯域100MHzとなっています。しかし、今後4Gから5Gに移行していく流れがある中で、明らかに通信速度不足の問題が出てくることが想定されるでしょう。

アジアネットが構築する次世代対応型ネットワークは、1Gbps対応の既存ネットワークと比べ、対応伝送速度が10Gbps対応にアップグレードされいるほか、CAT6AのLANケーブルなどPC、NAS、ルーター、ハブを対応伝送速度が10Gbpsの機器に変更しています。

5Gであなたのビジネスをスマートに

5Gの高速・大容量通信と低遅延を利用することによって、動画などの大きいデータの読み込みが今までよりも格段に早くなり、オンライン会議も遅延なくスムーズになります。

また、端末の同時多接続はさまざまな分野でのIot化をどんどん進めることができるようになります。

アジアネットでインターネット回線を構築すると

アジアネットのサービスを導入していただくことで、10Gbpsで接続可能なCAT6aをはじめこれからの広帯域コンテンツに対応した、次世代対応型ネットワークを社内ネットワークとしてご利用いただけます。

その他、今まで数分掛かっていたNASサーバーからのデータ読み出しが、サービス導入により理論上数秒にまで読み出しが完了できるなど、スムーズな業務進行が実現できます。

また、社内LAN構築に関わる設計・工事・保守に関しての業務は全てアジアネットが担当させていただき、施工後も社内ネットワークに関わるあらゆる相談、ご要望などにお答えしお客様をサポート致します。

まとめ

今回は、社内ネットワークが遅い原因と改善策について解説しました。ご説明した通り、ネットワークに起こるトラブルは様々で、その多くが専門的な知識を必要とします。

この記事を参考に社内の通信環境や機器の状況を見直していただき、もし手に負えないようでしたら早期のうちにプロへ相談しましょう。

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