有線lan ルーター

有線LANルーターとは?無線との違いや6つの選択ポイントを解説

有線LANを使用して、インターネットや社内ネットワークを構築するときに必要となるのがルーターです。有線に限らず、無線でインターネットを使用する際にもルーターが必要となります。

しかし、ルーターが必要とわかっていても、どのようなルーターを選べば良いかわからない人も多いはずです。

本記事では、有線LANルーターの役割と選び方を解説します。

記事の後半では、快適なネットワークを構築するために必要なことも紹介しているので、最後までご覧ください。

有線LANルーターとは?

有線LANルーターとは、インターネット回線やネットワーク回線に接続されたモデムや最終端装置から複数のパソコンに接続するための装置です。

一台のパソコンしか接続しない場合には、ルーターは必要なく、モデムや最終端装置から直接接続できます。

しかし、現代はパソコン以外にもコピー機などの周辺機器にもネットワークを接続するため、複数の端末に接続するためのルーターは欠かせません。

ルーターとモデムの違い

有線lan ルーター

モデムは、ADSLなどのアナログ信号をパソコンやタブレットが認識できる信号に変換する役割があります。パソコンからネット上に送る信号もモデムで変換されます。

ルーターには、通信信号を変換する機能はなく、モデムから受け取った回線を複数の端末に接続するために使われます。

複数のパソコンにネットワークを接続するためには、モデムもルーターも必要になることは理解しておかなければなりません。

有線LANルーターと無線LANルーターの違い

有線LANルーターと無線LANルーターの違いは、複数のパソコンに有線で接続するか無線で接続するかの違いです。

有線LANポートを接続できるパソコンのみを複数しようする際には、有線LANルーターが良いですが、タブレットやノートパソコンを使用する際には、無線LANルーターを使用します。

有線LANルーターを使用して接続する場合には、有線を使用するため安定した速度の通信が可能です。

反対に、無線LANルーターは通信が安定しないデメリットがありますが、無線が届く範囲であればどこでもネットワークを使用できます。

使用する端末の種類や環境に合わせて、有線LANルーターを使用するか無線LANルーターを使用するかを決めておく必要があります。

後ほど詳しく解説しますが、Wi-Fi機能が付いている有線LANルーターも販売されているため、環境に合わせて選択しましょう。

有線LANルーターの選び方

有線lan ルーター

環境や使用する端末や数に合った有線LANルーターを選ばなければ、快適なネットワークは構築できません。

そのためには、以下の6つに着目してルーターを選ぶ必要があります。。

  • 通信速度の確認
  • 接続する端末の数
  • 本体のサイズ
  • リモートアクセス機能があるか
  • セキュリティが高いか
  • Wi-Fi機能が付いているか

それぞれの選ぶポイントを簡単に解説します。

1.通信速度の確認

有線LANルーターを選ぶ時には、通信速度の速さを確認します。

インターネットや社内ネットワークの速さは、プロバイダとの契約内容で異なりますが、よくある速度は1Gbpsです。早いプランであれば10Gbpsを提供しているプロバイダもあります。

そのため、有線LANルーターを選ぶ時には、1Gbps以上の速さに対応している機種を選ばなければ、通信速度のパフォーマンスが最大限発揮されません。

現在契約しているプロバイダの通信速度を確認してから、有線LANルーターを選びましょう。

2.接続する端末の数

有線LANルーターにはLANを接続するためのポートと呼ばれる接続部があり、ポートの数を機種概要で示す際は4ポート、8ポートなどと記載されています。

接続する端末の数に合わせたポート数がある有線LANルーターを選びましょう。

一つのルーターでポートが足りない場合には、スイッチングハブを用いることで増設することもできます。

まずは、有線LANルーターを購入する前に、接続する端末の数を確認しておきましょう。

本体のサイズ

有線LANルーターの大きさは、製品により異なります。そのため、ネットワークを構築するときにはルーターの置く予定の場所を考慮して、製品を選択します。

ポートの数が多くなれば、有線LANルーターも大きくなることがほとんどですので、場所を取ります。

もし接続する端末が少ない場合には、小さなルーターを選び、配線が見えないように設置できるでしょう。

リモートアクセス機能があるか

リモートアクセスとは、外出先から会社のネットワークに接続するための機能です。

有線LANルーターの中には、リモートアクセス機能を有している製品もあります。外部からネットワークに接続する必要がある場合には、リモートアクセス機能の有無を確認しておきましょう。

ただ、外部からネットワークに接続する場合には高いセキュリティを確保しなければなりません。

セキュリティの高さ

有線LANは、無線LANと比べるとセキュリティの高い通信が可能ですが、ネットワーク回線へ直接不正アクセスをする攻撃もあるため、有線LANルーターのセキュリティの考慮も必須です。

たとえば、ファイアウォール機能やDos攻撃に対するセキュリティが必要です。

 

ファイアウォールとは?

防火壁の意味があり、インターネットと社内LANとの間に設置し、事前に決められたルールをもとに通信が許可された内容のものだけネットワークに接続するための機能を指します。

 

Dos攻撃とは?

大量のデータを故意にアクセスし、サーバーやパソコンをダウンさせて、不正アクセスを試みるサイバー攻撃の一種です。

有線LANだから安心というわけではないので、セキュリティが高い有線LANルーターを選ぶようにしましょう。

Wi-Fi機能が付いているか

有線LANルーターの中には、無線LANの機能を有した製品もあります。

無線LANルーターの中には接続するポートが複数ある製品も一般化しているため、端末の数やWi-Fiの必要性を検討して製品を選びましょう。

現在では、タブレットやスマホの普及によりWi-Fiを使う場面も多くなりつつあるため、Wi-Fi機能が付いている有線LANルーターも選択肢の一つとなるでしょう。

有線LANを使うなら配線が重要

有線lan ルーター

有線LANを快適に使用するなら、配線や機器の選択が重要です。

有線LANを使用する最大のメリットは通信速度にあるため、できる限り早い通信を行えるような配線や機器の選択が必要となります。

有線LANルーターも通信速度に大きく関わりますが、他にもLANケーブルや端末によっても通信速度は変化します。

ASIA NETでは、快適な通信環境を構築するために有線LANルーターに限らず、最適なLANケーブルや端末の提案を行い、お客様の環境に合わせたネットワークを構築します。

一度ネットワークを構築してしまうと、変更するには時間もコストも掛かるため、ネットワークの導入を検討している段階でASIA NETにご相談いただけると、最適な環境を提案いたします。

まずは、トップページのコンタクトよりお問い合わせください。

まとめ

有線LANルーターは、有線LANでインターネットや社内ネットワークを使用する際に必要な機器です。

主な役割は、複数の端末でネットワークを使用する際に通信を整理することです。

有線LANルーターを選ぶ時には、通信速度やセキュリティ、Wi-Fi機能に着目すると失敗せずに購入できます。

ルーターは、インターネットや社内ネットワークを構築するために必要な機器ですので、適当に選ぶのではなく、環境や端末の数を考慮しなければ、快適な通信環境を構築できません。

もし、快適な通信環境を構築する方法がわからない方は、ASIA NETにお問い合わせください。お客様の状況に合った最適なネットワークを環境をご提案いたします。

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