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オフィスで使用しているインターネット回線の速度が遅いと、生産性や業務効率化の低下を招いてしまいます。
回線速度が遅くなる原因は、必ずしもネット回線だけにあるとは限りません。他にも様々な原因が関係している場合があるため、インターネット回線の速度が遅いところは、自社のオフィス環境に合った効果的な対処法を実践してみて、通信環境の改善を図りましょう。
この記事では、オフィスで快適なインターネット回線速度の目安や、遅い時の対処法、オフィス用光回線がおすすめなことなどについて解説していきます。
目次
インターネット回線の速度には、データを送信する上り回線、データを受信する下り回線の
2パターンあります。一般的な目安として下りが5〜30Mbps以上、上りが1Mbps以上あれば、ネット利用時に遅すぎると感じたり支障をきたしたりしにくいと言われています。回線の速さは「bps」で表し、数値が大きければ大きいほど高速通信が可能です。
例えば、光回線を利用した作業内容の速さの目安は下記のようになります。
作業内容 | 光回線の速さの目安 |
Webサイトの閲覧 | 1Mbps~10Mbps |
メール、SNS、チャット | 128kbps~1Mbps |
オンラインミーティング | 1Mbps~2Mbps |
動画の視聴 | 3Mbps~25Mbps |
上記のように、作業内容によって光回線の目安となる速度に違いがあるので、自社のオフィスワークでの参考にしてみてください。
オフィスでインターネット回線速度が遅いと感じたら、体感ではなく実際にどの位の速さなのか速度テストすることが大切です。速度テストによって、インターネット回線速度の可視化が可能になり数値で表すことで、効果的な対処法を実践する前と後の数値を比較できるため、確実に改善できたことが目に見えてわかります。
速度テストは、オンライン上のWebサイトにアクセスして実施します。Yahoo! JAPANや、Googleの大手検索エンジンの検索窓に「インターネット 速度テスト(スピードテスト)」などのキーワードで、リサーチを行うと該当するWebサイトが出てくるでしょう。
実際に測定した結果がこちらになります。
ダウンロード速度が53.2Mbps、アップロード速度が48.1Mbpsなので、動画の視聴に必要な25Mbspを大幅に超える、非常に速い回線速度の環境です。実際にZoomをつかったオンラインミーティングでも、遅延が発生していないので、快適に仕事ができています。
ここまでで、オフィスのインターネット回線の速度の目安を理解できましたが、自社のオフィスでは通信速度が遅いので、なんとか改善したいと悩んでいるところもあるでしょう。
この章では、オフィスのインターネット回線の速度が遅い時の、効果的な対処法を解説していきます。
インターネット回線の速度が遅い時は、プロバイダ事業者を変更すると改善できる場合があります。オフィスで利用するなら、高速通信と高い安定性を実現できる光回線のプロバイダ事業者と契約するのがおすすめです。
光回線の接続方式は「IPv4方式」と「IPv6方式」の2種類があります。IPv4方式は従来の接続方式で、IPv6方式の方が新しくネット回線が混雑しにくいです。ネット回線が混雑の影響を受けやすくなるのは、接続方式の他に、同じエリアで利用者が多いプロバイダーの利用や、利用者が集中しやすい時間帯などが関係しています。
大手のプロバイダ事業者は、設備面が充実していてネット回線が安定しやすく、通信障害が起きた際の復旧が早いです。また、プロバイダ事業者が回線のメンテナンスを行ったり、自然災害で通信が不安定になったりすることなどもネット回線速度が低下する原因になります。
オフィスでインターネット回線の速度が遅いと思った時は、デバイスやルーター、モデムなどが熱を持っていたり内部エラーが出ていたりする恐れがあります。一度、デバイスの電源をオフにして、しばらく熱を逃がしてあげたり再起動したりしてみてください。また、一時的に通信環境が悪い可能性もあるので、パソコンやタブレット、スマホなどを別の場所に動かして使用すると改善できる場合があります。
オフィスのインターネット回線の速度が遅い時は、デバイス(パソコン)そのもののスペックを高める必要もあります。例えば、パソコンの高性能化には、どんなCPU・メモリ・HDDを使っているかが重要です。
例えば、光回線を利用するならCPUCorei7以上、メモリ16G以上、Wi-Fi6にも対応したスペックをパソコンに搭載することで、高速通信を享受しやすくなります。
また、デバイスのOSが古いままだとデータ処理速度が遅くなり、動作が重くなったり、セキュリティリスクが高まったりする原因になるでしょう。OSを最新版にすることで、光回線の高速通信の維持や安心安全にデバイスを使用できます。
インターネットの接続状況は、電波を使用する無線LANよりも有線LANの方が安定しやすいです。実際に無線LANと有線LANの速度を比較すると、約1.4倍の違いが出ます。
有線LANを使用すると、以下の3つのメリットがあるからです。
ただし、LANケーブルを使って通信速度を安定させたい場合は、ネット回線、コネクタやハブと通信規格を合わせる必要があります。LANケーブルを延長するのであれば、最大100mの長さまでは通信速度には影響は無いとされていますが、延長前のLANケーブルと契約しているプロバイダ事業者との通信速度を比較した方が良いでしょう。
そして、対応可能なカテゴリーであれば、同じカテゴリーのLANケーブルを選び、必要なら延長コネクターやハブも購入します。社内利用の場合、カテゴリーは「Cat6A」が1Gbpsの通信速度に対応していて安価でおすすめです。
オフィスのインターネット回線の速度が遅いと感じたら、アクセスポイントの状態が影響しているかもしれません。法人向けのWi-Fiアクセスポイントは、複数のアクセスポイントを設置できるため、ネットワーク機器が網目のように繋がり合うWi-Fiメッシュを構築できます。
Wi-Fiメッシュを設置することによって「配線の効率化」・「広いエリアに対応」・「デバイスの同時接続台数のUP」・「データの漏洩リスクの軽減」などのメリットがあり、光回線の高速化や安定性の向上が期待できます。Wi-Fiの電波は障害物に弱いため、部屋の中心の高い位置に設置するようにしましょう。
インターネット回線を複数のデバイスが同じタイミングで利用していると、ネット回線が混雑して速度が遅くなるケースもあります。常時快適に使用するためには、Wi-Fiルーターの同時接続台数の上限数を守ることが大切です。
デバイスの同時接続台数を気にしたくなければ、下記のポイントを押さえた最新のWi-Fiルーターに買い換えるのも良いでしょう。
ルーターや周辺機器のスペックを見直して、古いものは使わないようにしましょう。理想的な周辺機器の環境を下記でお伝えしていきます。
スペック | |
Wi-Fiセキュリティ規格 | 「WPA2」or「WPA3」 |
Wi-Fiルーター | Wi-Fi6(IEEE 802.11ax) |
LANケーブル | CAT6A以上 |
パソコン | CPU=Corei7以上
メモリ=16G以上 |
プロバイダ事業者の接続方式 | IPv6方式 |
ルーターや周辺機器は上記のスペックが理想的ですが、自社の社内環境や予算を考慮してオフィスの通信環境を構築していきましょう。
インターネット回線の速度が遅い原因として、コンピュータウイルスが影響を及ぼしている場合があります。コンピューターウイルスにデバイスが感染すると、会社の機密情報や個人情報の漏えい、データ消去など様々な危険性が懸念されます。セキュリティソフトを導入して定期的に最新版へアップデートや、ウイルススキャンなどの対策を取ることが大切です。
万が一、デバイスがコンピューターウイルスに感染したら、以下の対処法を実践してください。
オフィスで快適なインターネット回線速度を実現するためには、オフィス用光回線(法人専用の光回線)がおすすめです。
企業では大容量データの送受信や、オンラインによるファイル共有により、大人数でのインターネット利用が行われます。ストレスを感じず快適に仕事を遂行するためには、最低でも1Gbpsプラン、できることなら2Gbpsから10Gbpsの大容量プランを検討したいところです。
そのようなオフィス環境を考えると、光回線はインターネット回線の種類のなかで、最も高速通信かつ安定性が高いため、オフィスワークに最適です。
オフィスでインターネット回線速度が低下していると、業務に支障をきたすので早急な改善が必要です。社会的にデジタル化が進んでいるので、今後企業のテレワークやリモートワークの導入も増えていく可能性がありますが、最低でも1Gbpsプラン、できることなら2Gbpsから10Gbpsの大容量プランの光回線を利用すれば、ストレス無く仕事ができるでしょう。
ビジネスツールやデバイスはどんどん進化しています。仕事のデジタル化や、最新デバイスの性能・機能を最大限に活かすためには、高速通信と高い安定性を誇るオフィス用光回線が快適でベストです。